LCCのオプションとは?料金仕組みと基本
Peach、Jetstar、ZIPAIRといったLCC(格安航空会社)は、ANA、JALなどのフルサービスキャリアとは異なり、航空券価格を安くする代わりに受託手荷物・座席指定・機内サービスなどが有料になっていることが一般的です。
例えば、
- 受託手荷物 (機内に持ち込むことができない荷物を預かってもらう)
- 座席指定
- 機内食(国際線の場合)
のような、フルサービスキャリアであれば航空券購入と一緒に付属するサービスが、LCCの多くでは有料オプションになります。また、
- 航空券のキャンセル・変更
についても、オプションとして付けたい場合はフルサービスキャリアよりも高額となるケースが多いです。
LCCは航空券自体は安い一方で、オプションを付けすぎると想像以上に高くなることがあります。
- 「念のため」でオプションをいろいろ付けてしまう
- 荷物量を確認せずに予約してしまう
- セット料金が本当に得か比較せずに選んでしまう
といったケースでは、LCCの安さを活かしにくくなってしまいます。
本記事では、「何を付けるべきで、何は削ってよいのか」を初心者でも判断しやすくなるよう、わかりやすく整理していきます。
LCCのオプションはどこまで必要?判断基準を解説
LCCのよくあるオプション4つについて、どのようなオプションか、また、必要不必要の判断基準をご紹介します。
受託手荷物
多くのLCCでは、機内に持ち込むことができない手荷物は、追加料金を払って預かってもらう必要があります。
LCCで追加料金が大きくなりやすいのが、この受託手荷物です。
片道あたり1人1つで数千円(荷物の重さ・大きさによっては1万円を超えることもあります)になることが多いです。
✔必要
機内持ち込みの手荷物に入りきらない荷物を持つ旅行者全員
目安として、
✔ 3泊以上・冬の旅行 → バックパッカー以外ほぼ必要
✔ それ以外 → お土産の量・機内持ち込みサイズのスーツケースやリュックの収納量を見て判断
✖不要
手荷物が少なく、機内持ち込みサイズのバッグ、スーツケースに荷物がすべて入りきる場合
👉判断ポイント
旅行先や季節、個人の荷物量によって左右されます。手荷物預けることが事前にわかっている場合は、申し込み時または搭乗前に、航空会社のサイトなどから事前予約するのがおすすめです。搭乗日に空港チェックインカウンターで追加すると、事前予約した場合よりも料金が高くなる傾向があります。
もちろんなるべく手荷物量を減らしたり料金を節約する方法もあります。方法については以下の記事をご覧ください。
座席指定
座席の位置を指定するオプションです。指定する座席によって料金が異なることもあります。
✔必要
- 同行者との隣席を確約したい場合(筆者の経験上、2人以上で航空券予約した場合隣席になる場合が多いですが、確約はされないため混雑時などは隣席でない場合もあります。)
- 窓側、通路側、お手洗いの近く、足元が広いシートなど、特定の席を希望する場合
✖不要
- 同行者と隣席でなくても問題ない場合
- 座席にこだわりのないソロ旅行者
👉判断ポイント
同行者や座席へのこだわりの有無、隣席の必要性に応じて判断が必要です。
小さなお子さん連れの方は、安全のためにも隣席確保しておいたほうが安心でしょう。
同行者がいる場合は、申し込み時に相談してから決めることをおすすめします。
迷ったら、1人旅なら不要寄り、同行者ありなら必要性を検討という考え方でOKです。
ZIPAIRでは、小さな子ども連れの場合に座席指定が無料になっています (ZIPAIR Tokyo公式サイト)。各航空会社によって規定は異なるので、公式サイトを必ずチェックしましょう。
変更・キャンセル
予定が変わった場合や行けなくなった場合に、予約フライトの変更・キャンセルができるようにするオプションです。
予定変更の可能性が低いなら、基本は不要です。
心配であれば、LCCの変更オプションだけでなく、旅行保険のキャンセル補償も比較して決めるのがおすすめです。
✔必要
- 予定変更の可能性がある場合で、オプション追加料金を払ってでもキャンセル・変更の両方に備えたい方
✖不要
- 予定変更の可能性が低い方
- 不測の事態でのキャンセル・変更手数料発生を許容できる方
- 海外旅行保険にキャンセル保険を付けている方
👉判断ポイント
予定変更の可能性有無&どの程度変更に備えたいかによって判断が必要になります。
また、海外旅行の場合では、旅行保険のカバー範囲によっても変わります。
海外旅行で、日程変更の可能性は低いけれど、旅行当日の不測の事態(感染症罹患や急な出張など)に備えたい方もいらっしゃるかと思います。その場合は、加入予定の海外旅行保険のキャンセルオプションと補償内容・価格を比較して検討することをおすすめします。海外旅行保険のキャンセルオプションのほうが安価なことも多いです。
筆者はLCCでも基本的に変更・キャンセルオプションは付けていません。
急な予定変更が入りにくい環境であり、体調を崩すことも少ないためです。
ただし、仕事の都合で予定変更の可能性がある方や、体調面の不安がある方など、状況によって必要性は大きく変わります。
そのため一概に要・不要を決めるのは難しく、自分の状況に合わせて判断するのがよいと感じています。
機内食
機内で提供される食事や飲み物も、基本的に有料となります。
フライトの前後に食事をとったり、フライト前に食事や飲み物を購入して機内に持ち込んだりすることが可能であれば、機内食は必須ではないと筆者は考えます。
特に国内線や短距離国際線では、機内食を付けなくても困らないケースがほとんどです。
航空会社によっては食べ物の持ち込みに制限がある場合もあります。
持ち込みを予定する場合は事前に確認しておきましょう。
✔必要
- 機内に飲食物の持ち込みができないが、フライト前後の予定があるので機内で食事をとりたい方
- 搭乗する航空会社の機内食を旅の楽しみとして重視する方
節約を重視する場合は不要なことが多いですが、旅の楽しみを優先するなら選ぶ価値があります。
✖不要
- フライトの前後に食事をとることができる方
- 機内に飲食物の持ち込みができる方
- 国内線や短距離国際線
オプションセットは得か?判断基準
予約時に、複数のオプションセットを付けた航空券を、オプションなしの航空券よりも少し高く販売している場合もあります。
LCCでは、予約画面で「おすすめプラン」や「人気のセット」が表示されることがありますが、必ずしも最安とは限りません。
✔得になりやすい場合
- 2つ以上オプション使う場合
- セットに不要なオプションがない場合
✖割高になりやすい場合
- 手荷物だけしかオプションを付けない場合
- 不要なオプションがついている場合(特に変更オプションが不要な場合は割高になりやすい)
特に、変更・キャンセル系オプションが不要な人は、セットより個別追加のほうが安くなることが多いです。
個別に追加した場合の合計金額と比較して判断しましょう!
結論:初心者はここだけチェック
-
手荷物オプション → 機内持ち込みサイズのバッグがあるか/入るかで判断
-
座席指定・機内食 → 特にこだわりがある場合のみ検討(削りやすい項目)
-
変更オプション・キャンセル補償 → 「予定が変わるかも」「キャンセルが心配」な場合のみ検討。特に不安がなければ基本不要
実際に予約する際は、航空券本体の価格だけでなく、手荷物や座席指定を含めた総額で比較するのがおすすめです。
総額で安く航空券をとりたい方は、以下記事も参考にしてみてください。