結論:0円でサイト運営する仕組み
ブログやホームページは、必ずしもレンタルサーバーやWordPressが必要なわけではありません。
無料サービスとシンプルな構成を組み合わせることで、初年度0円での運営も可能です。
仕組み(ざっくり)
-
独自ドメイン使用
本サイトは独自ドメイン(otoku-choices.com)を使用しています。
ドメインはお名前.comという有名なサービスで取得していますが、初年度無料、2年目以降〜有料(当サイトの場合は1400円台の予定)です。 -
静的サイトで運用(シンプルな構成)
Webサイトには大きく分けて「静的サイト」と「動的サイト」の2種類があります。
静的サイトは、あらかじめ作成したHTMLファイルをそのまま表示するシンプルな仕組みのサイトです。一方、動的サイトはアクセスのたびにプログラムを使ってページを生成する仕組みになっています。
静的サイトは構成がシンプルな分、表示速度が速くコストも抑えやすいのが特徴です。本記事で紹介する「0円運用」は、この静的サイトの仕組みを活用しています。
-
自前サーバー不要(無料のホスティングサービスを利用)
本サイトは有料サーバーやWordPressを使っていません。
後述しますが、GitHub Pagesという静的サイトであれば使える無料のホスティングサービスを利用しているので、なくても運用できています。
動的サイトだと有料サーバーを利用するケースが多くなりますが、静的サイトであればGitHub Pagesで十分運用できます。ホスティングサービス ⇒ 作ったWebサイトをインターネット上に公開するための場所(サーバー)を提供してくれるサービス
実際の構成(技術的な話)
本セクションは少し技術的な内容になります。難しい場合は読み飛ばしても問題ありません。
詳細な実装方法は本記事では割愛いたしますが、本サイトで採用している構成を簡単にご紹介します。
本ブログは「できるだけコストをかけず、シンプルに運用する」という方針のもと、静的サイト構成で運営しています。
ビルド・開発環境
-
Node.js
ローカル環境でサイトをビルド・確認するための実行環境として利用しています。 -
Eleventy(11ty)
静的サイトジェネレーターです。
Markdownで書いた記事をHTMLに変換し、サイトとして出力するために使用しています。
シンプルで自由度が高く、不要な機能が少ない点が気に入っています。
テンプレート・サイト構築
-
Nunjucks
テンプレートエンジンとして使用しています。
ヘッダー・フッター・記事カードなどを部品化することで、効率よくサイトを構築しています。 -
HTML / CSS / JavaScript
フロントエンドはフレームワークを使わず、シンプルな構成にしています。
不要なライブラリを減らすことで、表示速度の向上にもつながります。
コンテンツ作成
- Markdown
記事はすべてMarkdownで執筆しています。
装飾に気を取られず、内容に集中できるのがメリットです。
公開・ホスティング
- GitHub Pages(無料ホスティング)
サーバー代0円で公開できるホスティングサービスを利用しています。
個人ブログとしては十分な性能で、コストを抑えたい方には非常に相性が良いです。
独自ドメインの設定や、GitHub PagesのURLでの公開も可能です。
構築手順
実際のサイト構築手順は、簡単にまとめると以下の3ステップです。
詳しい手順については、本記事では割愛しますが、生成AIなどを活用すればスムーズに進められます。
(筆者もChatGPTを使いながら実装しました)
手順1:サイトを作る
Node.jsをインストールするなど開発環境を整えたうえで、
HTML/CSS/JavaScriptとテンプレートエンジン(Nunjucks)を使ってサイトを作成します。
記事はMarkdownで書き、Eleventy(11ty)を使ってHTMLに変換し、サイトとして形にしていきます。
手順2:無料で公開する
無料のホスティングサービスであるGitHub Pagesを使い、
生成したHTMLファイルをインターネット上に公開します。
手順3:独自ドメインを設定する(任意)
必要に応じて、独自ドメインを設定します。設定自体複雑なものはなく、筆者はお名前.com
独自ドメインを設定せず、ホスティングサービスに割り当てられたURLを利用することも可能です。
デメリットもありますが、独自ドメインがなければ完全無料になる可能性もありますね。
この構成にするメリット
運用コストがほぼ0円
この構成を選んだ最大の理由です。サーバー代・CMS費用がかからず、サイトのコンセプト通りブログを「お得」に運営できます。
※WordPressやレンタルサーバーなどは、月々の固定コストがかかります。
表示速度が速い
静的HTMLとして配信されるため、動的サイトと比較してページ表示が軽くなりやすい構成です。
表示速度はユーザー体験やSEOにも影響するため、大きなメリットです。
セキュリティリスクが低い
自前でサーバーやデータベースを管理しない構成のため、攻撃対象が少なくなります。
その分、セキュリティ対策の手間も軽減されます。
自由度が高い
デザインや構成を自分好みにカスタマイズでき、余計な制約がありません。
補足:あえて「シンプル」を選んでいます
最近は高機能なCMSやフレームワークも多いですが、本ブログではあえてシンプルな構成を採用しています。
理由もシンプルで、「お得に運営する」というテーマに対して、この構成が最も合理的だと考えたためです。
実際に運営してみても、
- 維持コストがかからない
- 表示速度や安全性を確保しやすい
- 管理がシンプル(基本はMarkdownで記事を書くのみ)
といった点で、非常にバランスの良い構成だと感じています。
デメリット
一方で、デメリットもあるため事前に把握しておくことが重要です。
静的サイトはシンプルで低コストに運用できる一方で、WordPressのような高機能なCMSと比べると、いくつか制約があります。
- WordPressに比べて機能の自由度が低い
- 更新作業に少し慣れが必要
- 完全なノーコード運用は難しい
例えば、管理画面からの簡単な記事投稿や、コメント機能、会員ログイン機能などは標準では利用できません。また、機能追加もプラグインで手軽に行えるわけではなく、外部サービスや自作での対応が必要になります。
このように、静的サイトは「シンプルな情報発信」には非常に向いていますが、「ユーザーごとに動作が変わるような仕組み」や「高度な機能」を必要とする場合には、WordPressなどの仕組みの方が適しています。
また、WordPressのようにSEO系プラグインを簡単に導入することはできませんが、その代わりに「サイト表示速度」という重要なSEO要素においては有利になりやすいのが特徴です。
メリット: 費用の安さ、速度、セキュリティリスクの低さ
デメリット: 一部独自実装できない機能がある、慣れが必要、ノーコード運用は難しい
向いている人 / 向いていない人
向いている人
- とにかくコストを抑えてサイトを始めたい
無料サービスを活用することで、初年度0円での運用も可能です。
まずは低コストで始めたい方に向いています。
- シンプルなサイトで問題ない
静的サイトは、企業サイトや個人ブログなど「情報発信がメイン」の用途に適しています。
複雑な機能が不要であれば、むしろシンプルで扱いやすい構成です。
- 軽く高速なサイトを作りたい
構造がシンプルなため、ページ表示が高速でユーザー体験も良くなります。
結果的にSEO面でもプラスに働くことが期待できます。
- エンジニア、またはプログラミングの経験がある
多少でもHTMLやプログラミングの知識があれば、十分に扱うことができます。
特にエンジニアの方であれば、WordPressよりも自由に構成を組めるため、むしろ楽しく感じるケースも多いでしょう。
また、近年はAIツールの発展により、わからない部分も調べながら解決しやすくなっているので、使ったことない技術でもあまり気にしなくても大丈夫だと思います。
筆者の場合もNunjucksやNode.jsなどそれまで一度も触ったことのなかった技術を使っていますし、そもそもブログ始める前はフロントエンド言語(HTML, CSS, JavaScript)を触る機会も多くありませんでした。
ただ、実装方法などはChatGPTが全部教えてくれるので、それさえあれば他の言語書いた経験で問題なく実装可能だと思います。
また、デザインに関しては全くの素人ですが、ChatGPTがコード出してもらうときに「こういうデザインにしたい」と伝えればきれいにCSS整えた状態で出してくれたりします。
向いていない人
- プログラミング未経験で学習予定もない
最低限のHTMLや仕組みの理解は必要になるため、まったく学習する予定がない場合はハードルが高く感じる可能性があります。
- ノーコードで完結させたい
基本的にはコード編集が前提になるため、完全にノーコードで運用したい方には向いていません。
- プラグインや高度な機能を手軽に使いたい
静的サイトでは、WordPressのようにプラグインで簡単に機能追加することができません。必要な機能は、自分でライブラリをインストールしたり、コードを書いて実装する必要があります。
また、コメント機能、会員機能、検索機能などは、サーバーを使っていない静的サイトの標準機能では実装できないため、外部サービスでの対応が必要になります。
👉解決策
上記に当てはまる場合は、WordPressやノーコードサービスの利用がおすすめです。
管理画面から直感的に操作できるため、技術的な知識がなくてもサイト運営を始めることができます。
Q&A
SEOはできる?
WordPressよりも自前実装の手間はかかりますが、できます。SEOの重要指標の一つである表示速度の面では、むしろWordPressよりも静的サイトのほうが有利になりやすいです。
アフィリエイトはできる?
できます。実際に本サイトでもアフィリエイトを掲載しております。
ちなみに、本サイトで主に利用しているのは、A8.net
また、本サイトではやっていませんが、Google Adsenseもできます。
まとめ
ここまでで、本サイトOtoku Choicesを例に、なるべくコストをかけずに運営するブログを構築する方法を簡単にご紹介しました。
向き・不向きはありますし、実現可否はサイトによって異なりますが、工夫すればサイトは初年度0円で運営することが可能です。
サイトの運営方法は、ここで紹介した方法やWordPressなど以外にもたくさんあります。
「皆が使っているから」「なんとなく」といった理由ではじめからWordPressだけを選択肢に入れるのではなく、様々な選択肢があることを知り、その中から自分に合う方法を選ぶことで、本当にコスパの高い運用が可能になります。