本記事での「早朝便・深夜便」
→ 鉄道または路線バス(リムジンバスを除く)の始発で間に合わない早朝出発便や、終電に間に合わない深夜到着便を指します。
早朝・深夜便は本当にお得?
結論から言うと、航空券代ではなく総額で比較することが大切です。
宿泊費や追加の交通費、食事費用を含めても日中便より安ければ、早朝便・深夜便はお得と言えます。
早朝便・深夜便は、航空券価格は日中便よりも安くなりやすいです。
ただし、余計な宿泊費や、始発や終電に間に合わないために追加でかかる交通費が発生しやすくなります。
また、前泊や後泊が必要な場合は、外食費用も余計にかかる場合もあります。
航空券代だけでなく、これらのコストを含めた総額で比較することが大切です。
早朝便・深夜便の追加費用
ここからは、早朝便・深夜便で追加でかかる可能性があるコストについて一つ一つ解説していきます。
1. 前泊または後泊費用
前泊・後泊する場合は、その分の宿泊費が余分にかかる可能性があります。
特に空港付近は、近年ホテル代が高騰しているところも多いため、費用がかさみやすくなっています。
👉節約するための選択肢
宿泊費を節約したい場合、
- カプセルホテルなどの格安ホテル
- 空港泊
- ネカフェや銭湯施設での待機
- リムジンバスや送迎車、自家用車での深夜移動
を検討する手もあります。
早朝便・深夜便での選択肢については、こちらの記事で詳しく解説しています。
また、空港泊については、以下記事もぜひご覧ください。
2. 交通費
リムジンバスや送迎車、自家用車などを代わりに用いた場合、公共交通機関よりも費用が高くなる場合が多いです。
自家用車は一見安く思えますが、
ルートによっては高速道路の料金がかかりますし、旅行期間中駐車し続けると、駐車場代も高くなる可能性があることには注意が必要です。
また、一見高く思えるタクシー送迎も、住んでいる地域が空港から1時間〜2時間以内の地域であれば、ほかの交通手段よりも安いことがあります。
夜行バス、自家用車等含めて、交通手段を比較してみてください。
特に早朝便・深夜便では利用できる交通手段が限られるため、事前に料金を確認しておくことをおすすめします。
3. 食事費用
前泊や後泊をする場合、外食回数が増えることがあります。
例えば、深夜到着後にホテル周辺で食事をしたり、早朝便利用前に空港で朝食を購入したりすると、数百円〜数千円程度の追加費用が発生することもあります。
金額は大きくないことも多いですが、航空券代の差額が小さい場合は意外と無視できません。
早朝便・深夜便は安い?判断基準
日中便と、深夜早朝便で迷ったとき、
価格の判断基準として以下を計算してみてください。
計算方法
深夜・早朝便の総額
= 航空券代 + 宿泊費(前泊・後泊)+ 空港までの交通費 + 追加の食事代
👉深夜早朝便がLCCで、迷っている日中便がフルサービスキャリアの場合は、手荷物料金も加算してください。
この料金が、日中の航空券+交通費よりも安いかどうかで判断します。
※先述しましたが、日中便と深夜便では使える交通手段が違うこともありますので計算する際はご注意ください。
(電車や路線バスを使えたが、深夜の移動のため自家用車に変える必要があるケースなど)
実際に計算してみる
日中便
- 航空券 17,000円
- 交通費 1,500円
合計 18,500円
早朝便
- 航空券 12,000円
- 前泊ホテル 5,000円
- 交通費 1,500円
- 食事代 2,000円
合計 20,000円
この例の場合だと、早朝便のほうが航空券代は安いですが、
実際にかかる値段は日中便のほうが安い計算になります。
航空券価格が数千円の差の場合、前泊や後泊がない日中便のほうが安く済むケースが多いです。
逆に、海外旅行の航空券などで数万円差が出る場合は、宿泊費をかけても早朝便・深夜便を選んだほうが安くなりやすいです。
1万円前後は判断が分かれやすいラインです。諸条件を見て総合的に決めていただけたらと思います。
価格以外の判断基準
これまで価格面での早朝便・深夜便を使うかどうかの判断基準を解説してきました。
しかし、現実的には、価格だけでなくそれ以外の条件を考慮することも大切になってきます。
仮に総額で2,000円安くても、
- 前後の予定が厳しい
- 睡眠時間が大幅に削られる
- 到着後すぐに仕事や観光がある
のであれば、日中便の方が結果的に満足度が高いことも多いです。
逆に、深夜早朝便を活用することで、休みが少ない人でも夢だった旅行が現実的になる可能性も秘めています。
ここでは価格以外で考慮すべき基準を3つ解説します。
疲労度
深夜早朝便の場合、普段寝ている時間に動く必要があるため、寝不足、疲労が起こりやすくなります。
旅行開始直後は意外と疲労を感じにくいこともありますが、
フライトの後の予定やご自身の体力を考え、無理のないスケジュールかどうかを確認しておきましょう。
現地での滞在時間
現地での滞在時間は、意外とフライトの時間によって変わります。
これはメリットにもデメリットにもなり得ます。
早朝便で到着したり深夜に旅行先を出発すると、意外と移動日の現地滞在時間を延ばせることも多いです。
筆者は特に海外旅行で早朝深夜便を活用し、極力滞在期間を延ばすようにしています。
旅行のために長期のお休みをとることが難しい会社員にはメリットが大きいです。
逆に、4日間滞在できると思っていたら、初日の到着が遅かったり、逆に最終日の出発が早いことで滞在時間が短くなるケースもあります。
フライトの予約時に全体のスケジュールをしっかり確認しておきましょう。
前後の予定
前後の予定がある場合、深夜早朝便でも予定が間に合うか、また、前泊や後泊をしても予定に影響がないかを確認することが大切です。
また、先の疲労の話にもなりますが、疲労でフライト後の予定に影響がなさそうかも確認する必要があります。
筆者は早朝着の国際線フライト直後に仕事をしたら全く集中できなかった経験があります。皆さんくれぐれもご注意ください…。
まとめ:結局どちらがおすすめ?
価格で考えるなら
早朝便・深夜便がお得かどうかは、航空券代だけでは判断できません。
前泊・後泊費用や交通費、食事代などを含めた総額で比較することが大切です。
特に航空券代の差が数千円程度の場合は、追加費用によって日中便のほうが安くなるケースもあります。
一方で、海外旅行や繁忙期などで航空券代に大きな差がある場合は、宿泊費や交通費を考慮しても早朝便・深夜便のほうがお得になることが多いでしょう。
総合すると
筆者としては、まず総額を計算したうえで、滞在時間や疲労度、前後の予定を考慮して判断することをおすすめします。
休みが取りにくい人にとっては、早朝便・深夜便によって旅行先で過ごせる時間を大幅に増やせる場合があります。
一方で、旅行直後に仕事や重要な予定がある場合や、睡眠不足に弱い方は、多少費用が高くても日中便を選んだほうが快適なことも少なくありません。
航空券の価格だけではなく、旅行全体の満足度まで含めて考えることが、後悔しない便選びにつながります。